ファッションマッサージで仕事をしている21歳の女性が、性感染症にかかっているかもしれないので検査をしたいといって産婦人科を訪れました。
この女性は、仕事のときはコンドームを使用しているが恋人とはコンドームを使っていない事、恋人が浮気をして性病にかかって泌尿器科で治療をしているので、自分も全ての性感染症の検査をしてほしいと言いました。
通常、産婦人科領域の性感染症と位置づけられる感染症を主に調べればいいわけです。
ところがこの女性はオーラルセックスの仕事をしていたり、恋人とはコンドームを使わずにオーラルセックスもしていたとの事で、咽頭(のど)にクラミジア・トラコマティスや淋菌が感染している可能性があり、しかもこれらの性感染症は、感染していてもほとんど何の自覚症状もありません。
従って、膣分泌と血液の検査に加えて咽頭(のど)を綿棒で擦って採取し、クラミジアと淋菌の検査をしました。
いま、淋菌感染症は淋菌が抗菌剤に耐性(効くべき薬が効かなくなるように菌が体質を変えること)をつくりやすくなっているので十分に効果があり、しかも1回の注射で治療効果を発揮して完全に治すトロビシン(スペクチノマイシン)の注射をしました。
2週間後に検査に来ましたが検査は陰性となり、のどの淋菌が治っていることが確認できました。
このように、性感染症が性器以外にもおきることが最近では徐々に増えてきているのです。
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